SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

AIdiverニュース

所属企業のAI研修「なし」56%・9割が学ぶ意欲「あり」も環境整わず/モロ 調査

  • Facebook
  • X
  • note

  • Facebook
  • X
  • note

 モロは、40〜60代のITエンジニア600人を対象に、AIスキル学習の実態調査を実施した。調査では、過半数が所属企業のAI研修・勉強会は「ない」と回答。制度があっても若手中心で、シニア層が対象外となるケースも存在することが明らかになった。

AI研修制度なしが過半数。若手限定でシニアは対象外のケースも

 制度がある場合でも、「充実した研修があり満足している」は8.0%(48人)にとどまり、「制度はあるが内容に不満」14.3%(86人)、「制度はあるが利用していない」12.3%(74人)など、制度の質・運用に課題が見られた。さらに、研修が若手限定でシニア層が対象外と答えた人も56人にのぼった。

クリックすると拡大します

学習障壁「時間不足」31%、「技術の変化が早すぎる」20%、

 AIスキル学習における課題や障害を聞いたところ、最多は「学習時間がない」31.0%(186人)だった。また「特に障害は感じていない」30.3%(182人)もほぼ同じ割合で並んだ。

 そのほか「費用が負担」21.8%(131人)、「実践の場がない」20.5%(123人)、「技術の変化が早すぎる」20%(120人)、「学習方法がわからない」19%(114人)、「所属先の支援不足」15.3%(92人)と続いた。

クリックすると拡大します

約9割がAIを学ぶ意欲ありも、4人に1人は「先延ばし気味」

 AI関連スキルを学びたいと思うか聞いたところ、「積極的に学びたい」31.3%(188人)、「いつかは学びたい(必要だと思うが先延ばし気味)」25.5%(153人)、「業務で必要になれば学ぶ」31.8%(191人)をあわせて、約88.6%が学習意欲を示した。

 一方で「学ぶ必要性を感じない」は11.3%(68人)にとどまり、シニアエンジニアの大多数がAI学習に前向きであることが明らかになった。ただし「学びたいが先延ばし気味」と答えた人が4人に1人存在し、意欲はあるが着手できていない層へのきっかけづくりが課題といえる。

クリックすると拡大します

無料研修25%、有料講座9%。学習経験は全体の約30%

 直近12ヵ月でAI学習・研修を受けたか聞いたところ、「受けていない」が71.7%(430人)で最多となった。一方で、「無料:社内研修・勉強会」24.7%(148人)、「有料:外部講座・オンライン講座・セミナー等」9%(54人)と、制度に寄らず自ら学ぶ層も確認できた。全体の90%が学習意欲を示した一方で、セミナーや勉強会など能動的な学習経験は約30%にとどまった。

クリックすると拡大します

学習に費用をかけた層は約22%。40代が最も積極的

 過去12ヵ月でAI学習に自己投資を行った割合は約22%で、600名中465名は、費用をかけた学習はしていなかった。費用をかけた学習を実施した人の内訳は「1〜2万円未満」31人、「2〜5万円未満」24人、「5千〜1万円未満」24人 中には50万円以上の投資を行った人も4名いた。費用をかけた人の割合を年代別で見ると、40代32.0%、50代19.5%、60代16.0%と、若い世代ほど学習意欲・投資意欲が高い傾向がみられた。

クリックすると拡大します
関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
この記事の著者

AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)

「AIdiver」(エーアイダイバー)は、株式会社翔泳社が運営する、企業およびビジネスパーソンのAIの利活用にフォーカスしたメディアです。経営、ビジネス、日々の業務をAIで変革したい「AIリーダー」の皆さまに役立つコンテンツを発信します。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
AIdiver(エーアイダイバー)
https://aidiver.jp/news/detail/215 2025/11/12 08:30

広告を読み込めませんでした

広告を読み込み中...

アクセスランキング

アクセスランキング

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング