一般社団法人Women AI Initiative Japan(以下、WAIJ)は、全国の女性1,116名を対象に「女性のAI活用・学習に関する実態調査」を実施。その結果をまとめた「女性AI人材白書2025」を発表した。主な調査結果は次のとおり。
利用実態
年齢や職種を問わず、約半数の女性が生成AIを日常的に利用しておらず、生成AIについて知らない状況にあることが明らかになった。ほぼ毎日使用している女性は約3~5%にとどまる一方で、「生成AIについて現在学習中」の学習意欲の高い層では、約2人に1人がAIを毎日利用しており、利用状況の格差の大きさが浮き彫りになった。

世代差
20代では利用率が約30%と比較的高い一方、50代以上では「利用していない」が60%近くに達し、世代間ギャップも顕著に。
AI利用が進まない要因
多くの女性が、生成AIにネガティブな印象を抱いていることが明らかとなった。「AIに頼りすぎるのは危険」と回答した人は30.6%、「取り組みたいが自分には難しそう」と答えた人は41%にのぼった。


キャリアへの影響認識
40%の女性が「新たなキャリアの可能性」を期待する一方で、「学びたいが方法が分からない」「情報が多すぎて取捨選択ができない」といった不安が学習障壁となっている。

調査概要
- 調査名称:女性のAI活用・学習に関する実態調査
- 調査期間:2025年8月15日~2025年8月16日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国20~59歳の女性1,116名(職業において学生・その他と回答した人を除く)
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