10月9日、カーリルはClaudeやChatGPTなどのAIアシスタントから全国7,400館以上の図書館蔵書を直接検索できる新サービス「カーリル for AI(カーリル図書館MCP)」のベータ版提供を開始した。Model Context Protocol(MCP)に準拠し、主要AIサービスとの連携を標準化。カーリルアカウントとAIアシスタントを結ぶことで、追加のアプリインストールを必要とせず、多様な検索条件に対応する。
同サービスは現在、カーリル対応の公共図書館と一部大学図書館をサポートし、年度内に全館対応を目指す。従来、高コストのため一部図書館に限定されていたAI連携を、全国規模で即時提供できる点が特長。ベータ版は無償で提供し、利用状況に応じてアクセス制限を設ける。今後は持続可能なビジネスモデル構築を目指しながら、ユーザー体験とサービスの質向上を進める方針だ。
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