6日、NTTドコモは自社開発の「AIロールプレイングシステム(AIロープレ)」を、全国2,048のドコモショップで導入すると発表した。AIロープレは、ロールプレイングの実施からフィードバックまでをAIが担うシステムであり、受講者はAIアバター相手にシナリオに沿って応対練習を行う。練習終了後、AIが自動で内容を採点しフィードバックを提供するほか、録画や文字起こし機能も備える。

NTT人間情報研究所が開発した「MediaGnosis」や最新音声合成技術により、声や表情の分析を通じて応対スキルの評価やリアルな対話も可能となっている。従来は育成担当者に負担がかかっていたが、AIロープレ導入で担当者なしの研修が実現し、1人あたり年間60時間の稼働削減を見込む。
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