NTT東日本は、通信建設業界向けの安全支援マルチモーダルAIの研究開発を開始すると発表した。これまでも同社は物体検知AIを用いて、約5,000台のネットワークカメラによる現場管理や不安全行動の検知に取り組み、AI判定の精度90%以上稼働70%削減を達成してきたが、複雑な現場状況の文脈理解には限界があった。
今回の研究では、画像とテキスト双方の理解が可能なVLMを導入し、安全確認や作業指示の自動生成に取り組む。さらに、LLMを活用した合成データ生成で高品質なデータセットを構築し、通信建設現場に最適化したAIモデルの開発と評価を進める。2025年度内の研究完了後、現場実証とDX推進、地域社会への成果提供を目指す。
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