SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

AIdiverニュース

オリンパス、AIで進化する「インテリジェント内視鏡」を米国および欧州で発売 病変の早期発見に貢献

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note

 オリンパスは、2025年10月1日、人工知能(AI)を搭載したコンピューター支援診断(CAD/AI)ポートフォリオ「OLYSENSE」(オリセンス)を、米国および欧州で発売すると発表した。OLYSENSEは、AI技術を活用し、病変の早期発見や臨床成果の向上、診療・業務フローの効率化を支援することで、患者ケアの質向上を目指す。

 オリンパスは、クラウドベースで統合され、柔軟に拡張可能なアプリケーション群「OLYSENSE」を通じて、次世代の内視鏡エコシステムを展開する。第一弾として3つのアプリケーションを提供し、上下部消化管における病変の検出・診断・解析をサポートする

  • CADDIE(キャディー):大腸内視鏡検査において、結腸ポリープの検出および特性評価を支援するクラウド型AIソリューション。豊富なデータセットで学習されており、大型ポリープや鋸歯状病変(SSL)といった発見が難しい病変も含め、内視鏡映像を解析して病変の同定をサポートする
  • CADU(キャドゥー):バレット食道患者における異形成の検出を支援するクラウド型AIソリューション。内視鏡画像上で異形成の可能性が高い部位を特定・強調し、医師の診断精度向上をサポートする
  • SMARTIBD(スマートアイビーディー):潰瘍性大腸炎の客観的評価を、MAYOスコアに基づき支援するクラウド型AIソリューション。内視鏡画像の視覚的特徴を解析し、診断の主観性を低減する情報を提供する

 3つのアプリケーションはいずれも、オリンパスの内視鏡システム「EVIS X1」などとシームレスに連携する。また、クラウドを通じて、常に最新のソフトウェアにアクセスできる仕組みとなっている。

 欧州では、CADDIE、CADU、SMARTIBDが欧州医療機器規則(MDR)に基づくCEマーク認証を取得した。CADDIEは、大腸ポリープに対する検出(CADe)および診断(CADx)の両方を対象としている。米国では、CADDIEの大腸ポリープに対するCADe機能のみが米国食品医薬品局(FDA)より510(k)認可を取得している。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
この記事の著者

AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)

「AIdiver」(エーアイダイバー)は、株式会社翔泳社が運営する、企業およびビジネスパーソンのAIの利活用にフォーカスしたメディアです。経営、ビジネス、日々の業務をAIで変革したい「AIリーダー」の皆さまに役立つコンテンツを発信します。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
AIdiver(エーアイダイバー)
https://aidiver.jp/news/detail/53 2025/10/01 12:30

広告を読み込めませんでした

広告を読み込み中...

アクセスランキング

アクセスランキング

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング