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AIツールを導入で終わらせない──現場を動かす実践知

総額500万円を山分け、ROIは問わない TOKIUMが「手段先行」で挑んだ全社員AI化のインパクト

現場からは80件もの成果物、成功の要因は?

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 経理領域におけるAIエージェント企業への転換を掲げるTOKIUM。同社は全社員を対象に、AI活用事例コンテスト「Fortune 500」を実施した。総額500万円というインセンティブが設けられた同コンテンストで目指したのは、全社員の“AI人材化”だ。

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「ビジネスと開発の境界線がなくなる」AI企業への転換を決断

 2025年末に累計導入社数が3,000社を突破したTOKIUM。同社は「経理AIエージェント」というコンセプトを掲げ、全社を挙げてAIエージェント企業への転換を図っている。その背景にあるのは、言わずもがな「ChatGPT」などの生成AI、そして「AIエージェント」の台頭だ。「SaaS is Dead」という言葉が独り歩きする中、SaaS企業は企業存続において事業戦略の見直しを迫られている。

 「エンジニアと事業部の境目が溶けている状況だ。営業であっても開発のナレッジがないと生きていけなくなる」と、強い危機感をあらわにするのは同社 ビジネス部門の責任者を務める松原亮氏。この思いを抱いていたのは、創業者で代表取締役を務める黒﨑賢一氏など、経営陣も同じだった。経営陣が自らAIを活用していたからこそ、早期にAIを前提とした働き方にシフトすることの重要性を感じていたという。

株式会社TOKIUM 取締役 ビジネス本部長 松原亮氏
株式会社TOKIUM 取締役 ビジネス本部長 松原亮氏

 その一方、社内を見渡すと、新しい技術にフットワーク軽く適応する社員はいたものの、そうでない社員も多数見受けられる状況だった。そこで起案されたのが「できる人」だけでなく「全員」をAI人材とするための社内プロジェクト「Fortune 500」だ。

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総額500万円を山分け あえて「手段先行」で挑んだ全社員参加型プロジェクト

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この記事の著者

岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)

1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。2025...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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