2025年12月9日、AIデータクラウドを提供するSnowflakeは、AI搭載の企業向けデータエージェント「Snowflake Intelligence」の本格的な日本展開開始を発表した。
Snowflake Intelligenceは、企業の従業員が自然言語でさまざまな事業データに質問できるAIエージェント。複雑な質問にも瞬時にインサイトを提供することで、従来時間がかかっていた事業課題への迅速な対応が可能になる。また、データ分析の結果だけでなく、その背景や原因も深く把握できる仕組みが特徴であり、社員一人ひとりが自社データを活用した意思決定を行いやすくなる。
同サービスは構造化・非構造化データを横断的に扱い、多様なエンタープライズデータへのアクセスと分析を実現する。ゼロコピー経由でのSalesforce Data 360など外部サービスとの連携も可能で、信頼性・セキュリティ・データガバナンスに重点を置きながら安全に活用できる環境を提供する。
AIモデルにはAnthropicをはじめ業界主力プロバイダーの技術を活用。対話型でのデータ活用を通じて、従来必要だった複雑なコーディングなしで、全社的なデータドリブン文化の定着を支援する。また、新たなGPA（Goal、Plan、Action）評価手法を採用し、回答の正確性と信頼性向上にも努めている。
加えて、開発者向けにはタスクやツールを活用したマルチエージェント構築を可能とする「Cortex Agents」や、外部AIエージェント接続のための「マネージドMCPサーバー」なども提供を開始。データプロバイダーと連携した「Cortex Knowledge Extensions」なども利用でき、業務ニーズへの柔軟な対応が可能となる。
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AIdiver編集部（エーアイダイバーヘンシュウブ）
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