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博報堂テクノロジーズ、「思考」を継承するAIクローンを提供へ 高度業務の効率化・知識継承目指す

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 博報堂テクノロジーズは、生成AIを活用して人間の「思考」そのものを継承し、専門性の高い業務の効率向上や熟練の高度業務や判断を再現できるAIクローンサービス「Clonatica(クロナティカ)」の提供を開始する。

 Clonaticaは、専門家や経営者が持つ思考パターン、判断基準、暗黙知をAIとして再現し、組織全体でその知見を活用できるソリューション。従来の「AIクローン」が外見や音声の再現に注力していたのに対し、「Clonatica」は見た目に加えてその人物の内面、すなわち「思考」も独自のクローン技術によって再現するという。

 本サービスについて、同社は今後2026年春までに各企業の経営層向けの意思決定支援や製造業を中心とした技術継承分野での本格展開を始める見込み。中長期的にはコールセンターなど顧客応対を、同サービスで実現をするとしている。特に、企業の問い合わせ対応業務における自動化率80%達成を目指すとのこと。

 Clonaticaの具体的な特徴は次のとおり。

  • 約2時間のインタビューで対象者の特徴や思考パターンをモデリング
  • 問い合わせ対応や意思決定支援において、対象者と同等水準の判断支援を必要な時にすぐ使える形で提供し、対象者の作業時間の約50%短縮を実現
  • 退職や異動により失われがちな暗黙知を保存・継承することで、新人教育や技術継承の効率を従来比で約30%向上
  • 経営者や管理職のAIクローンを活用することで、承認業務や相談対応の待機時間を解消し、意思決定速度の約3倍加速を実現
  • Slackなど社内コミュニケーションツールとの連携により、自然な対話形式での専門的アドバイス提供を実現

「Clonatica」の作成技術

  • 海外の文献をベースに、独自に作成したインタビュー項目を用いて、対象者にインタビューを実施
  • 対象者の価値観・話し方・パーソナル情報を抽出し、AIモデルを構築
  • 対象者の業務特有の思考プロセスや専門知識などの付加情報を追加
  • 対話内容をもとに継続的な学習・アップデートが可能
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)

「AIdiver」(エーアイダイバー)は、株式会社翔泳社が運営する、企業およびビジネスパーソンのAIの利活用にフォーカスしたメディアです。経営、ビジネス、日々の業務をAIで変革したい「AIリーダー」の皆さまに役立つコンテンツを発信します。

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