10月5日、バカンと石川県珠洲市は、珠洲市立大谷小中学校・体育館にて避難所受付のデジタル化に関する実証訓練を実施した。今回の訓練は、増加する自然災害に対応し、避難時の混雑解消と安全な避難を実現する目的で実施され、周辺住民38名が参加したとする。

訓練では、バカンが提供する「避難者マネジメントシステム」を活用し、4種類の受付経路を用意。QRコード読取によるWebフォーム入力、マイナンバーカードや運転免許証のカードリーダー利用、LINEでのQR読み取り、そして現行の紙媒体への記入と、住民は自身の使いやすい方法を選択して手続きを体験した。

入所手続きでは、LINEを利用した経路が最も多く選ばれ、次いでマイナンバーカード、紙、Webフォーム、運転免許証の順となった。事後アンケートでは、カードリーダーを利用したマイナンバーカードと運転免許証の受付がいずれも「スムーズだった」という肯定評価が100%を占めたとのことだ。Webフォームは67%、LINEは77%が肯定的であり、特に高齢層はカード/紙を、30〜60代はスマートフォン起点の経路を好む傾向が見られた。
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