人事、財務、エージェントのエンタープライズ向けAIプラットフォームを提供する米国Workdayは、現地時間2025年11月4日、次世代のエンタープライズ向けナレッジツールを構築する先進AI企業Sanaの買収完了を発表した。
今回の買収により、Sanaが持つナレッジ技術をWorkdayのポートフォリオに加え、業務の「フロントドア」となることを目指す。これにより、複数のアプリケーションやプラットフォームにまたがるエンタープライズデータやワークフローを一元的に統合する仕組みを強化できるという。
Sanaが持つエンタープライズ領域のナレッジと、Workdayが強みとする「人」と「お金」に関する独自のデータやコンテキスト、さらに豊富な開発者・パートナーエコシステムを組み合わせることで、Workdayは企業全体を横断するインテリジェンスレイヤーを構築する。
このレイヤーは、複数のアプリケーションやプラットフォームに点在するデータおよびワークフローを統合する。これにより、ナレッジ・データ・アクションが集約され、AIにより強化された一貫性ある体験を提供する。結果的に、従業員の業務体験は、役割・チーム・プロジェクトに基づいてニーズを知的に先読みし、よりパーソナライズされ、プロアクティブなものへと進化するとのこと。
なお、この体験は「業務のホームベース」として2026年に提供が開始される予定だ。
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