2025年11月27日、トムソン・ロイターは、年次レポート「Future of the Professionals」の調査結果を発表した。
同調査は、日本のプロフェッショナルおける、AIの業務利用などを調べたもの。調査結果によると日本のプロフェッショナルは、世界の同業者と比較してほぼ2倍の頻度で業務にAIを定期的に使用していることが明らかとなった。
一方で、AI戦略を明確に打ち出している日本の企業や組織は全体の3%にとどまり、世界平均の22%と大きな差が見られたという。また、42%の日本の回答者が自組織にはAI導入計画がないと答え、AI関連の業績目標を設定している組織も19%にとどまった。AI技術への日常的な適応が進んでいるものの、組織レベルでの戦略や制度化が課題となっている。
他にも調査では、日本のプロフェッショナルの90%が、今後5年以内にAIが仕事に革新的影響を与えると考えており、これは世界平均を10ポイント上回った。
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