国立大学法人東京大学、ソフトバンク、LINEヤフーは、経済産業省のCIP(技術研究組合)制度を活用した「Beyond AI 技術研究組合」を、2025年9月19日に設立した。今回、共同研究からの事業化を加速させるべく、活動を開始したことを発表した。

Beyond AI 技術研究組合では、パーソナルAIエージェント時代におけるAI技術の高度化や、基盤技術開発などの試験研究を行うとともに、これまでBeyond AI連携事業として取り組んできた医療ヘルスケア領域などへのAI応用研究を推進する。また、ソフトバンクおよびグループ会社と連携し、様々な産業領域とのデータの活用・循環を念頭に置いた概念実証(PoC)に取り組むという。
プラットフォーム型のCIPという特長を生かし、複数の研究テーマが同時進行することで、事業化やAIの社会実装を加速させる考え。加えて、研究テーマ間のシナジーによる新事業創出が期待されるとしている。将来的には、他の大学・研究機関や企業の参加を得て、AIの事業化を推進するための研究から事業化へのプラットフォームとしての発展を目指すとのこと。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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