2025年10月15日、ソラコムは、日本ゼオンがスマート工場化の推進に向けて、SORACOMのIoTプラットフォームおよびプロフェッショナルサービスを活用した、全社共通のIoT基盤を構築・運用開始したと発表した。
日本ゼオンが導入したIoT共通基盤は、「SORACOM Air for セルラー」による閉域網を活用したもの。ゲートウェイの設置のみで有線LAN工事を行うことなく、社内からはアクセス可能でありながら、外部から遮断された安全な通信環境を実現したとのことだ。既に同社の高岡工場における「設備の動作監視システム」に導入され、稼働している。

高岡工場での導入を皮切りに、他拠点でもPoCが進行中。各工場で分散していたデータを安全に統合できることで、生産性向上・業務改善効果が期待されている。今後も効果のあった取り組みから横展開し、全社的なIoT利活用とスマート工場化を促進する方針だ。
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