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トリドールHD、丸亀製麺で各店舗の改善アクションをAIエージェントが提案する機能など活用開始へ

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 丸亀製麺などを展開するトリドールホールディングス(以下、トリドールHD)は、従業員の「ハピネススコア」と顧客の「感動スコア」、および各店舗での成功事例データなどをAIエージェントが分析し、最適な改善アクションを自動提案する「AIレコメンド機能」を、アルサーガパートナーズと共同開発した。これは、独自の実践モデル「ハピカン繁盛サイクル」をデータドリブンに強化するもの。

 また、トリドールHDはプレイドとともに、これらのデータを集約・可視化し店舗で活用できるダッシュボード「ハピカンダッシュボード」を開発した。2025年12月より、丸亀製麺の全店舗で「ハピカンダッシュボード」の運用を開始する。

AIレコメンド機能

ハピカン繁盛サイクルを駆動させる「成長ヒント」を発見

 今回発表されたAIレコメンド機能は、店舗運営における気づきや具体的な改善アクションを提案する、行動変容を促す仕組みとなっている。次の二つの主要データ分析にもとづく。

  • 従業員の心の状態:「ハピネススコア」から得られる、店舗スタッフの心理的安全性や誇りといった感情データ
  • 顧客の体験:「感動スコア」から得られる、サービスや商品に対する喜びの声や感動体験のヒントとなるコメントデータ

店長に具体的な改善アクションを直接提供

 実際に感動スコアをもとに、顧客満足度向上や売上向上につながった従業員の行動パターンを分析し、その成功要因を特定する。店長がすぐに実行できる具体的かつ高解像度な改善策を文章として自動生成し、専用のダッシュボードへ提案する。全国の店舗の取り組みは共有されるため、成功事例の発見や店舗同士の交流を生むきっかけにもなるとのこと。

ハピカンダッシュボード

 プレイドと共同開発したハピカンダッシュボードは、ハピカン繁盛サイクルにおける重要データを集約・可視化する。ハピネススコアと感動スコア、店舗の売上などの「繁盛スコア」の3つのデータを集約・可視化し、丸亀製麺の店舗で働く全従業員がいつでも参照できるダッシュボードとして開発された。また、アルサーガパートナーズと共同開発された、気づきや改善アクションを提案するAIレコメンドも表示される。

 トリドールHDでは、2025年12月より、丸亀製麺の全店舗でハピカンダッシュボードの運用を開始する。なお、2024年4月よりプレイドの支援を受けて丸亀製麺の感動スコアのリアルタイム可視化、店舗フィードバックの仕組み構築を開始したとのこと。

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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)

「AIdiver」(エーアイダイバー)は、株式会社翔泳社が運営する、企業およびビジネスパーソンのAIの利活用にフォーカスしたメディアです。経営、ビジネス、日々の業務をAIで変革したい「AIリーダー」の皆さまに役立つコンテンツを発信します。

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