コクヨが新卒採用プロセスにVARIETAS開発の「AI面接官」を導入した。この取り組みは、コクヨの創業120周年で掲げたコーポレートメッセージ「好奇心を人生に」や、企業理念「be Unique.」の実現を目指すものである。
「AI面接官」を導入することで、書類選考から一次面接までをAIが担当し、公平性と客観性のある評価を実現した。また、AIは経済産業省の「社会人基礎力」を基準に多角的な評価を行う仕組みとなっている。これにより、多様な人材を公平に選考し、より多くの候補者の個性や可能性を引き出すことが可能となった。
導入後に行った満足度調査では、受検者平均4.2/5.0点の高評価を得た。特に「話しやすさ」「自然な対話」「公平な評価」について多くの支持が集まった。実際の選考でもAIと人の評価に大きな差異はなく、評価基準の信頼性が確認されている。
コクヨは今後、AIによる選考データを配属や育成にも活用し、ポテンシャルを最大限に引き出すキャリア支援を進める考えである。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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