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日本総研ら3者が「農業AIエージェントサービス」実証実験へ 東北地方のタマネギを対象に効果検証

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 日本総合研究所(以下、日本総研)とJSOL、みらい共創ファーム秋田(以下、MKFA)は、農業AIエージェントサービス「V-farmers」の経営管理サービスおよび栽培支援サービスについて、タマネギを対象とした実証実験の実施を発表した。

  V-farmersは、栽培から経営管理まで多種多様なデータを統合し、農業現場に関連する業務を支援する農業AIエージェント。従来はアナログで管理していた作業マニュアルや日誌、受発注書などのほか、温度や湿度、土壌のセンシングデータといった散在するデータを一元管理し、農業経営と農業生産の効率化と高度化を実現するという。また、作業計画・在庫管理・病害リスク分析などの業務はサポート・代行することで効率化を図り、新規就農者でも早期に安定した収穫量を確保できるよう支援できるとしている。

V-farmersイメージ図
V-farmersイメージ図

 同実証は、2025年9月から1年間にわたり秋田県・大潟村で実施される。V-farmersを活用することによる、農業法人経営者の経営管理業務の生産性向上および農作業従事者のスキル習得・作業効率向上への寄与について検証するとのことだ。

実証の概要

実証内容:農業AIエージェントサービス「V-farmers」プロトタイプを用いた機能検証

  • 経営管理支援サービスの有効性の検証
  • 栽培支援サービスの有効性の検証
  • 農業用生成AIの精度の検証
  • 既存のスマート農機などとの連携検討

実証期間:2025年9月25日~2026年9月30日

  • 本実証では秋播きタマネギを主対象とし、2025年6月からの実証準備活動を含め、栽培サイクル全体での検証を行う(想定スケジュール:8月播種、10月定植、翌年6~7月収穫)

実証サイト:MKFA(秋田県南秋田郡大潟村/経営面積65ヘクタール、実証対象面積6ヘクタール/三井住友銀行が、2016年に農業法人等と共同で秋田県大潟村に設立)

対象作物:タマネギ

役割:日本総研とJSOLは、共同で農業現場のニーズ把握・分析、サービス仮説の構築を行う。また、日本総研は政策動向や市場動向を把握するとともに、実証を踏まえた政策提言・情報発信を行う。JSOLは「V-farmers」アプリの企画・開発・運用を行う。MKFAは「V-farmers」プロトタイプを現場に試験導入し、フィードバックを行う

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