SCSKが、AIロボット協会(AIRoA)へ2026年1月1日付で参画した。AIRoAは2024年12月に設立された非営利団体で、ロボットとAIの融合による技術革新と社会におけるロボット活用の推進を目的としている。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業に採択されるなど、産学連携による次世代ロボットの基盤モデル開発やデータエコシステム構築を進めている。
SCSKは会社の技術戦略「技術ビジョン2030」に基づき、AIとデータ活用技術を強化し、フィジカルAI分野の取り組みを加速させる。従来の定型的なロボット制御では、天候や照明、形状の変化といった不確実性への対応が難しく、自動化の障壁となっていた。SCSKはAIエージェント技術とデータ分析の知見をロボット制御に応用し、これらの課題に対応する自律型ソリューションの開発を目指す。
今回のAIRoA参画により、SCSKはフィジカルAIに関する最新技術や基盤モデル、データエコシステムの知見を獲得し、現場へのロボット普及と社会実装に取り組む方針である。SCSKは顧客基盤を活用し、労働人口減少や人手不足といった社会課題の解決を目指す。今後は、産学連携や専門家の知見をもとに技術検証を進め、AIロボットによる現場自律化の実現を推進する。
また、同社はいち早く、人と共存したロボットの社会実装を目指している。AIエージェント技術やデータ分析の知見を活用したロボット制御のほかに、ロボットを安心・安全に利活用できるVLM(Vision Language Model:視覚言語モデル)などのAIモデルを開発することで、競争力のあるAIロボットが実現できるという。今後は製造ラインで人と協働するAIロボットの開発など、現場で求められているAIロボットの実用性の検証を顧客とともに推進すると同時に、ロボットを一元管理・運用できるプラットフォームの開発にも取り組む考え。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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