50年の雇用予測が示す生存戦略

橋本氏は後半に興味深いデータを提示。「1970年から10年ごとに各年代が予想した将来なくなる仕事、将来生まれる仕事を表にしてください。ウェブを調べて出典のある情報に限定してください」とDeep Researchで調べさせた結果だ。アルビン・トフラーやハーマン・カーンから始まる各年代の予測を分析した結果、最終的にAIが導き出した結論は明確だった。
「AIに置き換えられるのではなく、AIを活用できる人材になることが、過去50年の予測が示す最も確実な生存戦略なのである」
この結論は、モデレーターの東京通信大学教授・国際大学GLOCOM主幹研究員 前川徹氏との対話でも繰り返し強調された。「AIが我々の仕事を奪うのではなくて、AIを使っている人が仕事を奪っていくことになるので、やっぱりAIをやらないとダメですよね」という前川氏の言葉が、この真実を端的に表している。
- 半世紀の雇用予測 1970年代から2020年代まで各時代が描いた未来の仕事:https://booklogia.com/GLOCOM/AIjob.pdf
- THE FUTURE OF WORK 半世紀の雇用予測史 • 1970-2020:https://booklogia.com/GLOCOM/predict.html