伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)のグループ会社で、IT関連機器やソフトウェアの販売を行うCTCエスピー(以下、CTCSP)は、PC単体でAI処理を完結できるAI PCに、CTCグループが協業する複数の海外パートナーの先端技術を実装して提供するサービス「Digital Workplace for AI」を開始した。クライアントニーズに応じて、セキュリティ、ID管理、AIの出力制御などの機能を柔軟に組み合わせ、安全かつ快適な業務環境を提供するとしている。AI利活用を通じ従業員の満足度向上に取り組む企業を中心に展開し、3年間で10億円の売上を目指す。
Digital Workplace for AIは、生成AIを活用した自動翻訳や画像生成など、業務の効率化の支援、企業データの不正利用を検出し遮断するセキュリティ機能、ハルシネーション(幻覚)を検知して抑制する機能、一元的なユーザー認証基盤などを提供し、企業のセキュリティポリシーに沿ったゼロトラストセキュリティが実施できる。また、AI PCにデータを残さないデータレスクライアント化や仮想デスクトップ構成にすることも可能。高度なAI処理に必要な作業の一部を端末に分散することで、GPUサーバの電力消費を抑え、環境負荷の軽減にも寄与するとのこと。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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