10月10日、日立製作所(以下、日立)はGoogle Cloudとの戦略的アライアンスを基に、フロントラインワーカー向けAIエージェントの開発を推進すると発表した。Google CloudのGemini Enterpriseを活用し、電力や鉄道、製造ラインなど社会インフラ分野での業務変革を進める。
GeminiはマルチモーダルAIとして、テキストや画像、音声、動画を同時に扱う能力を持ち、現場に特化した業務の効率化に活用可能である。これにより専門知識がなくても、ノーコードでAIエージェントの作成が可能となり、現場の生産性向上が期待されている。
AIエージェントの開発環境にはAgent Factoryを導入し、Google Cloudの技術で迅速な開発体制を構築する。既に日立パワーソリューションズで保守業務の画像チェックにAIを適用する技術検証を開始しており、今後は報告書の自動生成やリアルタイム監視にも拡大する予定である。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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