11月6日、沖縄JTBは、沖縄県から事業受託し、令和7年10月1日から県内3ヵ所の観光案内所に「沖縄観光多言語AIコンシェルジュ」を導入・設置したことを発表した。
沖縄観光多言語AIコンシェルジュの設置は、観光庁の公募事業「令和7年度オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業(観光案内所の機能強化推進事業)」として採択されたもので、DX技術を活用した観光課題解決を目指す取り組み。観光需要の回復にあわせ、需要の分散・平準化とオーバーツーリズムの未然防止・抑制を図ることを目的に同事業を実施するとのことだ。
サービス概要
多言語AIコンシェルジュの特徴
- アバター対応言語:日本語、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語の4言語
- テキストチャットボット対応言語:20言語以上
- 情報ソース:「おきなわ物語」(沖縄県/OCVB運営)のコンテンツをベースに構築
利用方法
- アバター:観光案内所に設置されたデジタルサイネージ上のアバターと、音声またはタッチ操作で会話
- テキストチャットボット:スマートフォンで二次元バーコードを読み取ってアクセスし、専用ページ上でチャットボットと対話し情報を取得
設置場所
- 那覇空港国内線観光案内所(サイネージ2機)
- 那覇空港国際線観光案内所(サイネージ1機)
- 沖縄県観光情報センター(那覇バスターミナル旭橋2階)(サイネージ2機)
主要機能
- 多言語観光案内:多言語対応スタッフ不在時にも観光情報を提供。言語の壁を解消し、外国人観光客も安心して観光情報を取得可能
- 観光危機管理情報発信:災害発生時の情報を配信
- 渋滞・混雑状況の情報発信:北部地域を中心とした定点カメラによるライブ映像提供(11月以降開始予定)
- チャットボット:24時間利用可能。案内所の営業時間外、 および旅行中いつでも観光情報を確認できます
※アバターは、観光案内所営業時間のみの運用
実証期間
- 実証期間:令和7年10月1日~令和8年1月末日(予定)
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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