11月7日、エクサウィザーズは、セブン銀行がAIエージェント開発・運用プラットフォーム「exaBase Studio」を導入したと発表した。
セブン銀行では日常業務の効率化を図るため、自社で生成AI活用環境「7Bank-Brain」を構築・運用している。文書検索や社長らしくふるまうAIチャットボットと対話できる「社長AI」などの機能を順次追加している中、「企画業務を中心に自然言語でデータ分析を行いたい」というニーズの高まりを受け、機能開発を進めていたものの速度・精度面で課題があった。そこでセブン銀行は、exaBase StudioのAIエージェントテンプレートを採用し、データ分析業務に適用したとのことだ。
本格的な導入に先立ち、同行はexaBase StudioのAIエージェントを用いたPoC(概念実証)を実施している。
- フェーズ1:exaBase StudioのAIエージェントにて、実データに極めて近いサンプルデータを用いた分析タスクを試行。その結果精度に対して高い評価を得ることができたためフェーズ2へ移行
- フェーズ2:生成AIのフロントエンドは7Bank-Brainを使用し、バックエンドとして exaBase StudioのAIエージェントを接続し、セブン銀行環境下のデータベースとも接続する形で実装。8月に実装完了し9月から全社的に導入開始。これによりセブン銀行の社員は、日頃活用している7Bank-Brainから社内のデータについて自然言語による分析が可能に
今後、セブン銀行は、今後もexaBase Studioで自社業務に活用できるAIエージェントテンプレートを作ることで、資料作成やリスク管理業務などへの適用を進める予定だとしている。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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