AIデータ社とリーガルテック社は2025年11月26日、日本発フィジカルAI技術の産業活用を支える新たな知財流通モデルとして、ロボットIPテンプレートの実装を共同で始めたと発表した。
日本のロボット産業はFAや自動搬送、介護支援など多分野で高度な技術を蓄積してきたが、開発ノウハウの属人化や知財化の遅れ、他分野への技術展開がしにくい課題があったという。両社はこれらの問題に対し、技術資産の明確化や権利化、流通を効率化する仕組みづくりを推進してきた。
今回開始した取り組みでは、AI知財プラットフォーム「Tokkyo.Ai」を基盤として、ロボット制御系の技術ナレッジをテンプレートとして登録・管理。さらにロボット知能基盤「AI Robotics on IDX」と連携し、企画・製造・知財取得・管理まで一貫したプロジェクト管理インフラの提供を目指す。テンプレートにはロボティクス技術や製造工程などの情報が含まれ、IDX上のチームドライブに格納される。
また、Tokkyo.Aiを通じて技術情報の構造化や出願準備の効率化など知財保護を強化。AI Robotics on IDXでは安全なデータ取得や生成AIによる技術情報の管理・共有も可能とする。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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