ServiceNowはAnthropicとの提携を発表した。この提携は、ServiceNowのコアワークフロー内にAnthropicのAIモデル「Claude」を統合し、エンタープライズAIアプリケーションの導入・構築・運用を加速することを目的としている。
Claudeモデルは、ServiceNowの「Build Agent」を支えるデフォルトモデルとして位置付けられる。これにより、スキルレベルを問わず開発者が、自然言語プロンプトを使いながらエージェンティックワークフローを構築できる。この取り組みは、AIを基盤としたアプリケーションやワークフローの開発サイクルを簡素化し、複雑な自律的業務にも対応可能とする。
ServiceNowは実際に自社営業部門でClaudeを展開し、2万9,000人を超える従業員の会議準備時間を最大95%短縮したとする。また「Claude Code」によるエンジニアリング生産性の向上も主な成果の一つだという。今後12ヵ月でClaude搭載Build Agentの導入数を4倍に拡大する見通し。
AnthropicのAIをServiceNowのAIプラットフォーム「AI Control Tower」から利用することで、統制・監視・コンプライアンス管理のもと、多様な企業が共通基盤上でAI導入を進める環境が整う。顧客導入期間は最大50%の短縮を目指しており、早期の価値実現が期待されている。
特にヘルスケアやライフサイエンス分野では、調査分析や請求承認などミッションクリティカルなタスクにClaudeを活用。従来数日かかっていた請求承認も数時間に短縮できる可能性があるなど、業界特化型ソリューションの共同開発も想定されている。
今後、ServiceNowとAnthropicは顧客やパートナー企業にもAI拡張型手法を展開し、グローバル規模での業務効率化と価値創出を目指す方針である。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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