島津製作所はIP Agentと共同で、知財業務自動化SaaSを提供する子会社Genzo AIを設立した。新会社は4月1日から、島津製作所知的財産部が独自開発・運用してきた知財関連業務の自動化プラットフォーム「Genzo AI」の外部提供を開始する。
「Genzo AI」は、発明や発掘の明細書作成、特許翻訳、特許庁審査対応、特許侵害予防、契約書レビューなど知財関連業務の自動化を提供し、業務品質の向上とコスト・工数削減を目指している。サービスは年間契約のSaaS形式で提供され、少人数で知財業務を担う中堅・中小企業や、予算・人員不足に悩む大学や研究機関への導入が期待されている。新会社では、2030年度に売上高15億円を目指す。
島津製作所知的財産部は、「ロジック化可能な知的労働は生成AIに置換する」という方針のもと、ベテランのノウハウをAIに形式知化する取組みを推進してきた。「Genzo AI」の社内導入により、2025年度には外部コストの年間8,000万円削減、発明届出業務の工数50%削減、特許スクリーニング作業の90%削減などの効果があった。また、新入社員でも即戦力として一定レベルの業務を担えるようになった。
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