GoogleがGemini 3を発表した。同社において最も強力なエージェント型およびバイブコーディングモデルだという。Gemini 3は、既にGemini EnterpriseおよびVertex AIにて提供が開始された。企業や開発者は次の機能が利用可能となっている。

- 最先端の推論能力とマルチモダリティ:最先端の推論とマルチモーダルな理解力を駆使して、テキスト、動画、ファイルを同時に分析する
- 強力なエージェント型コーディングとフロントエンド作成:単一のプロンプトから完全なフロントエンドインターフェースを迅速にプロトタイプとして作り、エージェント型コーディングによってプロトタイプから本番環境へと迅速に移行できる
- 高度なツール活用と計画:多数のツールを横断した高度な推論を可能にし、企業のシステムやデータ全体にわたる長期的なタスクを円滑化する
Gemini 3は、レガシーコードの移行やソフトウェアテストを可能にするエージェント型コーディング機能を備えている。10万トークンというロングコンテキスト処理により、Gemini 3は従来のモデルを上回るパフォーマンスを発揮。コードベース全体を読み込むことで開発者の効率を高める。また、フロントエンドの品質向上により、開発者はGemini 3を利用して、より豊かなデザインと洗練されたUIコンポーネントを、迅速かつ確実に生成およびレンダリングできるようになったとのこと。
なお、Gemini 3は、ターミナル経由のGemini CLIや、Googleの新しいエージェント型開発プラットフォームであるGoogle Antigravityよりアクセスできる。Cursor、GitHub、JetBrains、Manus、Replitなどのサードパーティコーディングプラットフォームは、既にGemini 3 Proを開発者向けツールに統合している。
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