三菱電機は2026年1月27日、グローバル・ブレインと共同運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「MEイノベーションファンド」を通じ、米国スタートアップLucend(ルセンド)へ出資したと発表した。
近年、生成AIの普及などデジタル化の加速を背景に、世界各地でデータセンターへの設備投資が拡大している。一方で、データセンターの運用現場では、環境負荷低減や設備の安定稼働、事業競争力の維持などから、電力や水資源の利用効率向上を含む全体最適化が求められている。
ルセンドが提供する「Transparent AI」は、既存センサーで収集した3,000億件以上のデータを分析し、電力・水資源の利用状況やCO2排出量、設備の稼働状況などの主要指標を総合的に可視化するAIプラットフォームである。新たなハードウエア導入を必要とせず既存設備に接続するだけで稼働でき、日常運用を妨げずに各設備の稼働率向上に貢献する。
また、チラーの温度異常やUPSの効率低下など設備不具合の早期検知、「ヒューマン・イン・ザ・ループ」型で改善案を提示するなど、透明性の高い運用支援が特長である。既にメルボルン、シンガポール、パリなど世界の主要データセンターで導入実績がある。
三菱電機は、ルセンドの最適化技術と自社の設備機器やインフラ制御技術を組み合わせ、グローバル市場でのデータセンター関連事業の競争力強化を図る方針である。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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