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Preferred Networks、AI翻訳「PLaMo翻訳」 追加、会議文脈を踏まえた翻訳可能に

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 Preferred Networks(以下、PFN)は2026年9月10日、日本語に特化したAI翻訳サービス「PLaMo翻訳」の新機能として、オンライン会議の発言をリアルタイムで文字起こし・翻訳する「会議翻訳機能」の期間限定無料トライアルを開始した。2026年秋の正式リリースに先立つ提供で、日本語を含む15言語に対応する。

PLaMo翻訳の会議翻訳機能の画面イメージ [画像クリックで拡大]

 会議に参加した翻訳ボットが、原語の文字起こしとテキスト翻訳を即時に表示する仕組みだ。Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsに対応する。利用には、会議のホスト側でボットの入室を許可する必要がある。

 海外拠点との会議や多国籍チームの打ち合わせ、海外の顧客・取引先との商談などで、言語の壁を意識せずに議論できるようにすることを狙いとしている。

低遅延の音声認識と、会議文脈を踏まえた翻訳

 文字起こしは、低遅延のストリーミング音声認識で発話を即座にテキスト化し、同時進行で単語を補正する2段階構成を採用した。翻訳では過去の訳文や会議全体の文脈、用語集を踏まえて処理するため、専門用語や固有名詞の訳語が会議を通じて一貫するという。

 [画像クリックで拡大]

 対応言語は、必須選択の日本語に加えて英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、アラビア語、イタリア語、インドネシア語、オランダ語、スペイン語、タイ語、ドイツ語、フランス語、ベトナム語、ロシア語の15言語だ。主催者が日本語ともう1つの言語を設定するだけで、どちらの言語で話しても自動判定し、双方向に翻訳する。製品版ではさらに多くの言語に対応する予定とのことだ。

 字幕はユーザーアカウントごとに音声を認識する。複数人が同時に発言しても、テキスト翻訳の結果が混ざらない設計になっている。

 発言はアカウントごとにチャット形式で整理される。原文と訳文を横並びで表示する切り替えや、会議画面に重ねて表示できる字幕ウィンドウも用意した。

 [画像クリックで拡大]

 PFNは2025年からPLaMo翻訳のWebサービスを提供し、テキスト翻訳やブラウザ翻訳、ファイル翻訳、英文添削へと機能を拡充してきた。会議翻訳機能は、その翻訳品質をビジネスの現場で言語の壁が出やすい会議に届ける狙いで開発したという。

 海外拠点や外国籍メンバーを含むオンライン会議では、聞き取りや発言に自信が持てない参加者が議論から取り残されたり、通訳や事後の議事録作成に多くの工数がかかったりする課題がある、と同社は指摘する。従来の会議翻訳ツールでは、翻訳品質が業務で使う水準に届かない、誤訳が多く効果が限定的といった理由で定着しないケースが少なくなかった点を、開発の背景として挙げている。

音声は保存せず国内で処理、正式リリースまで無料

 会議の音声はどこにも保存せず、文字起こしと翻訳の処理後にすぐ破棄する。音声や会議内容がAIの学習に利用されることはなく、データ処理は日本国内で完結する設計とした。

 PLaMo翻訳上の会議ログ(文字起こし・翻訳結果)は、会議終了から7日後に自動削除する。会議終了時に即時削除する設定も選べる。

 無料トライアルは、PLaMo翻訳の会議翻訳ページから申し込む。申し込みにはPLaMo翻訳へのログインが必要で、利用可能になり次第、順次メールで案内する。対象は法人・個人を問わず、利用開始から正式リリースまで無料で使える。申し込みが多数の場合、案内まで時間がかかることがあるとしている。

 PFNはトライアルで得たフィードバックをもとに機能拡充と品質改善を進め、2026年秋に正式リリースする予定だ。あわせて、より高い翻訳品質を備え、多言語翻訳に対応した新翻訳モデルの提供も予定しているという。

 PLaMo翻訳は、PFNが開発する日本語に特化した大規模言語モデル「PLaMo(プラモ)」をベースとしたAI翻訳サービスである。個人向けのFree、Lite、Proプランに加え、組織向けのチームプランを提供している。

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この記事の著者

京部康男(AIdiver編集部)(キョウベヤスオ)

ライター兼エディター。翔泳社EnterpriseZineとAIdiverには業務委託として関わる。翔泳社在籍時には各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在はフリーランスとして、エンタープライズIT、行政情報IT関連、企業のWeb記事作成、企業出版支援などを行う。Mail ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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