SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

AI時代のマーケティング最新動向(AD)

「全員プランナー化」が現実に。AIとの“忖度なき壁打ち”で、プラニングの解像度が劇的向上

  • Facebook
  • X
  • note

7つのステップでAIがプラニングに並走

柴山:PLANNINGの全体像は、次の図のようになっています。市場分析や自社分析、あるいはインサイト発掘などは、それぞれ細分化した専門AIエージェントが機能しています。

クリックすると拡大
クリックすると拡大

野口:このように段階的になっていると、経験のあるプランナーでも学びが大きそうですね。

柴山:はい、そう考えています。まさに、AIをパートナーとして人間の側の進化も見込んでいます。

 具体的には、7つのステップがあります。まず「基本情報の把握」として、さまざまなインプット情報とインターネット上の情報を合わせて、サマリを作成します。SWOT分析やPEST分析、5Forces分析などのマーケティング・フレームワークも自動生成します。

クリックすると拡大
クリックすると拡大
クリックすると拡大
クリックすると拡大
クリックすると拡大
クリックすると拡大

柴山:次に競合分析ですが、同カテゴリの競合だけでなく、異なるカテゴリでも同じ顧客ニーズを満たすジョブ競合もリストアップします。その上で、適切にX軸・Y軸を設定したポジショニングマップを描画する機能もあります。視覚的に分かるので、クライアントとの会話に用いているという声もありますね。

クリックすると拡大
クリックすると拡大
クリックすると拡大
クリックすると拡大

野口:ポジショニングマップまで出してくれるんですか。そもそも軸の設定が難しかったりしますから、これは有用ですね。

柴山:そうですね。X軸Y軸をどうするか、それを考察することって意外と頭を悩ませる部分ですからね。そして、ここまでの情報をもとに仮説を生成し、その検証方法にも示唆を提示します。ここまでが、大きく戦略パートになります。

クリックすると拡大
クリックすると拡大

博報堂DYグループの強みである生活者データが力を発揮

柴山:戦術パートとしては、ターゲット選定とペルソナ生成の段階があります。インサイトを踏まえて、ターゲットとなる顧客セグメントを一覧化して提案します。

クリックすると拡大
クリックすると拡大

野口:顧客分析には、博報堂DYグループ全体で長く蓄積されている生活者データも反映されているのですよね?

柴山:もちろんです。与件ごとのインプットと、博報堂の生活定点データや生活者DATA PLATFORMとの整合性も十分に分析しながらターゲットを提案し、それぞれのクラスターに属する具体的なペルソナも複数パターンを生成します。そして、そのペルソナに対してデプスインタビューもできます。忖度して答えることもないので、プランナーが知りたいことを存分に深掘りできるのが特徴ですね。

クリックすると拡大
クリックすると拡大
クリックすると拡大
クリックすると拡大
クリックすると拡大
クリックすると拡大

柴山:最後に、実際の訴求開発と、コピー生成も行います。プラニングから、どのようにクリエイティブに落とし込むかの方針づくりですね。

クリックすると拡大
クリックすると拡大

野口:想像をはるかに超える技術力と作り込みですね。高度な機能に加えて、過去からの勝ち筋クリエイティブのデータ、企業“らしさ”の担保、そして博報堂の生活者データとも連携できる部分などは唯一無二だと感じました。

 ちなみに、初期仮説からセグメントを選定してペルソナをつくるにあたって、絞り込みすぎてしまうことはないのですか?

柴山:たしかに「仮説→ターゲティング→ペルソナ」の過程は、AIによってこれまでよりぐっと絞り込まれていきます。ただ、どのセグメントを選択するか、ほかのセグメントはないのかを模索したり、あるいはペルソナも2人目、3人目と増やしたりすることも可能です。また、競合とのポジショニングマップからも、どこにマーケットの白地があるのかといったことを考えやすくなるので、絞り込みと思考の拡張を並行して進められます。

――ここまでできるとは、驚きの連続でした。AIとの忖度なき対話を通して、プラニングを練り上げていく未来を感じましたし、それを現実に実行できる作り込まれた基盤があることも印象的でした。次回は、PLANNINGに連携するDISPLAY Adsで、どのようにクリエイティブが量産され運用まで行うかを詳しくうかがいます!

ONE-AIGENTに関するお問い合わせはこちらから

本サービスに関するご不明点やご相談はHakuhodo DY ONEのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
AI時代のマーケティング最新動向連載記事一覧
この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社Hakuhodo DY ONE

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
AIdiver(エーアイダイバー)
https://aidiver.jp/article/detail/254 2025/12/18 10:00

アクセスランキング

アクセスランキング

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング