公式情報でわかるAI時代に見られるサイト、見られないサイト
Googleの公式ポッドキャスト「Search Off the Record」で2025年12月17日に配信された「Thoughts on SEO & SEO for AI, part 1」において、同社のダニー・サリバン氏とジョン・ミューラー氏が、AI検索についてより踏み込んだ見解を述べています。それぞれの指摘することはこうです。
ダニー・サリバン氏
GEOやAEOといった新しい用語が乱立しているが、これらは独立した新技術ではなく「SEOの一環」として捉えるべき。ローカルSEOがSEOの一部であるように、AI検索への対応もSEOの延長線上にある。
Googleのランキングシステムが目指す「進むべき道」は、LLMや検索アルゴリズムのためではなく、「人間のために書かれた満足度の高いコンテンツ」に報いること。サイト運営者が注力すべきは、AIには真似できない「独自の視点」や「実体験に基づく信頼できる情報」を提供すること。
「スーパーボウルの開始時間」のような事実のみを伝えるコンテンツは、AIが直接回答できるため、サイトの強みにはなりにくい。
ジョン・ミューラー氏
AI Overviewsは「クエリ・ファンアウト(Query Fan Out)」と呼ばれる技術で生成されている。AIはユーザーの質問に対して、裏側で複数の小さな検索を自動実行し、それらを統合して回答を作成する。CMSの普及により技術的なハードルが下がった現在、サイト運営者は技術的な施策よりもコンテンツそのものに集中できる時代になった。
また、両氏共通のアドバイスとして、次の3点が挙げられています。
- テキストだけでなく、画像や動画を組み合わせたコンテンツを制作する。視覚的な検索体験やAIによる解析においても露出の機会が増える
- AIや検索エンジンがコンテンツの内容を正しく理解するための助けとして、構造化データを活用する
- AI検索を通じて訪れるユーザーは、既にAIによる回答で背景知識を得ているため、より関心が高く、コンバージョンしやすい傾向にある。単なるクリック数だけでなく、滞在時間やメール登録など、独自の成功指標を測定することが重要
