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【動画】「AIで社会構造を変革し失われた25年を取り戻す」孫正義氏が抜擢した26歳AIリーダーの野望

ソフトバンク 平岡拓氏インタビュー

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AXの進め方。ソフトバンク流「お祭り」文化の力

押久保:多くの企業でAI推進担当者が試行錯誤していますが、ソフトバンク内でのAI活用はどう進められているのでしょうか。

平岡:ソフトバンク流は、とにかく「お祭り」にすることです。孫から「10億AIエージェントを作る」と号令が下り、文化祭のようなモメンタム(勢い)を作ります。最初は質の議論をせず、プライベート用でも何でもいいから「面白い」と思わせる。重い腰を上げさせるには、この「おもろい雰囲気」作りが大切です。

押久保:カルチャーとして定着させるために、平岡さん自身が心がけていることは?

平岡:トップのコミットメントに尽きます。僕自身もAIツールを使い、日報で「CursorとCopilotをどう使い分けている?」と問いかけたり、AIを活用したメンバーを褒めたりします。トップが興味を持っていない組織で、現場だけがマインドシフトするのは不可能です。

押久保:トップ自らがAIを触り、発信することが鍵ですね。

平岡:「部下に任せておけ」という姿勢では、文化レベルの変容は起きません。社長自らが「今日Geminiとこんな会話をしたんだけど」と社員総会で話せるレベルの熱量が必要です。そうして初めて、現場は「AIを使うのは当たり前だ」と感じるようになります。

オセロを一枚ずつひっくり返す。逃げずに泥臭く継続する意志

押久保:平岡さんが描く未来の社会像はどのようなものですか?

平岡:ハピネスの総和を上げたい、それだけです。将来的には、エネルギーや一次産業をAIが担い、健康的な食べ物が無料で届くようなセーフティーネットが技術的に可能になるはず。AIを動かす「電気」さえ自動化されれば、社会に必要な営みは劇的に安価になる。そういう世界が来ることを望んでいます。

押久保:壮大ですが、一歩一歩の積み重ねが重要ですね。最後に、壁に当たっているAI推進担当者へアドバイスをお願いします。

平岡:一発で解決する魔法のソリューションはありません。とにかく「しつこく、泥臭く継続すること」です。オセロを1枚ずつひっくり返すように、勢力図を理解し、重要なポイントを一つひとつ変えていく。そのためには推進者自身が「余白」を持ち、心が折れないように負荷をコントロールすることも大事です。

押久保:逃げずに継続する。平岡さん自身の余白の作り方は?

平岡:最近は余白があまりないのですが(笑)、散歩やサウナですね。あとは夜遅くまで働いた後の牛丼屋です。情報が多すぎる時は一度遮断して、自分の中で揉む時間を作ると、新しい視界が開けます。

押久保:理路整然とお話しされる中で、泥臭さを厭わない熱い意志を感じました。本日はありがとうございました。

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この記事の著者

押久保 剛(AIdiver編集部)(オシクボ タケシ)

立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、2006年にスタートの「MarkeZine」立ち上げに参画。2011年4月~2019年3月「MarkeZine」編集長、2019年9月~2023年3月「EnterpriseZine」編集長を務め、2023年4...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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