女性のAI活用とキャリア変革を表彰する「WOMAN AI AWARD 2026」の授賞式が、2026年7月6日に開催された。AI技術の急速な進展にともなう労働市場の変化の中で、女性がAIを主体的に活用し、自らの選択肢を広げていく潮流を広く社会に発信することを目的とした試みだ。エントリー総数は191件にのぼり、年齢層は15歳から69歳までと幅広い。また、応募者の9割以上が非エンジニア層となった。

審査員一覧
- 朝比奈ゆり子氏(元パーソルテンプスタッフ株式会社 CIO)
- 後藤宗明氏(一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ 代表理事)
- 川嶋治子氏(ウーマンズリーダーシップインスティテュート株式会社 代表取締役)
- 白河桃子氏(昭和女子大学 客員教授/iU大学 特任教授/ジャーナリスト/作家)
- 羽生祥子氏(株式会社羽生プロ 代表取締役社長/著作家・メディアプロデューサー/厚労省脱ワンオペ・共育プロジェクト座長)
- 藤本あゆみ氏(一般社団法人スタートアップエコシステム協会 代表理事/FoundersNation株式会社 代表取締役社長)
- 矢田稚子氏(前内閣総理大臣補佐官(賃金・雇用担当)/一般社団法人官民連携 DX 女性活躍コンソーシアム 代表理事)
現在、女性の就業率は7割を超えて上昇を続けている一方で、生成AIをはじめとする自動化技術の普及が雇用のあり方に大きな影響を及ぼしているという。特に、事務職をはじめとする女性の就業比率が高い職種においては、AIによる業務代替の波を強く受けやすいと指摘されている。同時にデジタル技術やAIを担う人材の不足も深刻化しており、労働市場におけるスキルのミスマッチが今後の重大な社会課題として浮き彫りになっている。

こうした状況に対し、WOMAN AI AWARD 2026を主催した一般社団法人Women AI Initiative Japan 代表理事 國本知里氏は、女性がAIによる変化を脅威として捉えるのではなく、自らのキャリアを拡張するための道具として活用する視点の重要性を強調した。
「ブランクが長いから、専門を学んでこなかったから、家庭を優先してきたから、若くないから。こうした『できない』理由ではなく、これからAIを使って『私にもできるかもしれない』という考え方を社会に届けていく必要がある」(國本氏)
審査は、背景のストーリーが他の女性の挑戦の動機付けとなるかを測る「共感性」、既存の枠組みにとらわれない個性的かつその人ならではの活用アプローチを評価する「独自性」、AIを学ぶ前後で本人の行動やマインドセットがどれだけ前向きに変化したかを重視する「変革性」という3つの基準で行われた。中には、メーカーの技術職から専業主婦となり、コードが書けない中でAIと対話しながら家事を効率化していく様子をSNSで発信し続けた受賞者もいた。
「WOMAN AI AWARDの結果を通じて、一人ひとりが変わっていくストーリーが世の中全体の変化にまでつながっているのではないかと、改めて感じている」(國本氏)
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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