OpenAIとAnthropicの間には「大きな隔たりがある」
米・人工知能(AI)開発企業OpenAIのCEO サム・アルトマン氏は、AIについて「この技術の恩恵と、人々が主体性を持ち続けるためには、私たちは世界がある程度の悪い出来事を受け入れるべきだと考えている」との見解を示した。米政治専門ニュース「Politico」のハイテク専門ニュースレター「Decoded」のインタビューで語った。
米・AnthropicのCEO ダリオ・アモデイ氏は2026年9月、高度なAIの開発ペースを緩めるように呼びかけ、アルトマン氏もこの立場を公に支持した。一方、AIへの規制を求める声に対して、ドナルド・トランプ米大統領は米企業が中国企業と競争するのを困難にするとして一蹴している。
アルトマン氏は、AIの規制に関してOpenAIとAnthropicとの間には世界観で根本的な違いがあるとして「両社の間には大きな隔たりがあると思う」と説明。OpenAIは「より規制緩和的な姿勢」を支持するとした。
他方で「私は同意しないが、『この技術が極めて強力になり、非常に危険なため、米サンフランシスコのたった1つの研究所だけが保有し、悪いことが起きないように確実に管理し、その恩恵をどのように分配するかを考えるべきだ』という人々の視点については理解できる」とも表明。ただ「『大規模なハッキングや技術の悪用、詐欺、その他のあらゆる悪事が一切起きないようにする』という取引には応じない」と訴えた。その理由として「なぜなら人々は悪事よりも、桁違いに多くの善行をすると信じているからだ」と主張した。
