「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが、開発AIエージェントの全エンジニア導入により、開発タスク完了数が約1.8倍になったと発表した。同社は全社的にAI活用を後押しする環境づくりも進めており、全社員のAI活用率は99%に到達。2026年4月には、独自のAI活用指標「All ZOZO AI Readiness Score」を導入した。
ZOZOは2025年7月、全エンジニアを対象に開発AIエージェントを導入。AI技術の進化の速さを前提に、あえて特定ツールに限定せず、Claude Code、Gemini CLIなど複数のAIエージェントから個人単位で選択できる“マルチスタンダード”とした。導入後、開発タスク完了数は約1.8倍、コード変更行数は約3倍となり、開発アウトプットの拡大につながっているという。
さらに2026年4月には、全職種共通の独自AI活用指標「AZARS(All ZOZO AI Readiness Score/アザース)」を導入した。AZARSは、生成AIを含むAI活用において、個人の「力量」を示す「個人AI活用レベル」、組織の「状態」を示す「組織AI活用レベル」の2つをそれぞれ4段階で定義した指標だ。これにより、AI活用度を全社統一の基準で可視化・評価している。
株式会社ZOZO CTO瀬尾直利氏のコメント
開発AIエージェント導入で得た「約1.8倍」という数字は、ゴールではなく原資です。効率化で生まれた時間を、プロダクトの設計や品質、技術的な意思決定といった創造的な仕事に振り向けることこそが、ZOZOの考えるAI活用です。AIがコーディングを中心に開発業務の多くを担うようになり、エンジニア個人の手で届く範囲は大きく広がっています。
プロダクトのありたい姿を描く構想力と、自社プロダクトへの深いドメイン知識があれば、これまでの何倍もの挑戦ができる。エンジニアがAIというパワードスーツをまとい活躍の場を広げられるよう、CTOとして環境を整備していきます。
その先に見据えるのは、お客様がAIを通じて商品を検索・比較し、購買する時代です。ファッションECとして蓄積してきたデータと知見は、この時代にこそ大きな価値を持つと確信しています。今後もZOZOは、エンジニアに限らず全職種でAI活用を深化させ、ファッションをもっと便利に、もっと楽しめるサービスの提供を目指していきます。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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