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新卒社員向け生成AI研修、9割超が実施も新たな人材育成課題「AIネイティブ・パラドックス」が顕在化

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 一般社団法人生成AI活用普及協会は、企業で従業員向けの生成AI活用の指導・教育に携わる担当者1,014名を対象に、「新卒社員向け生成AI研修に関する実態調査」を実施した。具体的な結果は次のとおり。

実施率は9割超。研修内容は「AIスキル」より「AIリテラシー」を重視

 2026年度の新卒社員向け生成AI研修の実施率は93.5%に。しかし、「全員を対象に実施」と回答した割合は38.5%にとどまった。「特定の部署・業務を対象に実施」「試験的・一部を対象に実施」の合計が55.1%と半数以上で、限定的な実施の傾向が明らかになった。

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 生成AI研修を実施した企業を対象に、具体的な内容について質問したところ、1位「リスク」(49.6%)、2位「基礎知識」(48.7%)、3位「社内ルール」(48.2%)と続き、AIリテラシーに関する内容が上位を占めた。まずは「安全に生成AIを活用できる人材」を育てようとする企業の姿勢がうかがえる。

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リスク懸念は地域・企業規模を問わず高い

 新卒社員が業務で生成AIを活用するリスクに対する懸念について質問したところ、「特に懸念していない」と回答した割合はわずか3.2%となった。具体的には、「著作権・知的財産の侵害」(45.7%)、「誤情報(ハルシネーション)の鵜呑み」(43.0%)、「機密情報・個人情報の漏洩」(42.7%)が上位を占める。これらは地域別・企業規模別でみても大きな差がなく、全企業に共通する基本的な懸念となっている。

 一方、地域や企業規模による差が共通してみられたのは「シャドーAIの発生」への懸念であった。首都圏(1都3県)とその他の地方では6.0pt差で首都圏が高く、大企業と中小企業では6.2pt差で大企業が高い結果に。また、最も大きな差がみられたのは、企業規模別の「論理的思考力や問題解決能力の低下」への懸念で、大企業が9.0pt高かった。

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「AIネイティブ・パラドックス」が顕在化

 研修後の手応えとして、新卒社員の生成AI活用レベルに対する評価を質問したところ、AIリテラシーでは「非常に高い」が17.3%、「やや高い」が48.1%で、合計65.4%に達した。AIスキルに対する評価も同様の傾向であり、多くの企業が研修の成果を実感している様子がうかがえます。

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 研修を企画・運営するうえでの課題を項目別に質問したところ、全体ではいずれの項目も「非常に課題に感じている」との回答は24.0~28.8%にとどまった。一方で、研修後の生成AI活用レベルを「非常に高い」と評価した層は、53.1〜67.7%と大きな差がみられた。「研修内容の設計」では約3人に2人(67.7%)が強い課題意識を抱いている実態が浮き彫りとなった。このような逆説的な事象は、「AIネイティブ・パラドックス」というAIネイティブ時代ならではの新たな人材育成の課題だといえる。

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評価基準が標準化されていない傾向

 新卒社員の生成AI活用レベルを把握する手段では、「トレーナーのフィードバック」(52.9%)、「レポートや課題の提出」(47.8%)が上位を占めた。これらの手法は定性的な観点が多く、評価が属人化されやすい傾向がある。「社内独自のテスト」や「外部の資格試験」といった手法を取り入れる割合が相対的に低いことから、企業における評価基準が標準化されていない様子がうかがえる。

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客観的な評価手段(資格・検定)への関心は約9割

 新卒社員の生成AI活用レベルを客観的に証明・評価する手段として、生成AI関連の資格・検定の活用に対する関心を質問したところ、「非常に関心がある」が34.8%、「やや関心がある」が53.9%で、合計88.7%に達した。特に、研修後の生成AI活用レベルを「非常に高い」と評価した層では「非常に関心がある」との回答が7割超だった。

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調査概要

  • 調査名称:新卒社員向け生成AI研修に関する実態調査
  • 有効回答数:1,014名
  • 調査時期:2026年6月16日〜2026年6月17日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 実施主体:一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)

「AIdiver」(エーアイダイバー)は、株式会社翔泳社が運営する、企業およびビジネスパーソンのAIの利活用にフォーカスしたメディアです。経営、ビジネス、日々の業務をAIで変革したい「AIリーダー」の皆さまに役立つコンテンツを発信します。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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AIdiver(エーアイダイバー)
https://aidiver.jp/news/detail/704 2026/09/07 07:00

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