SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

AIdiver Press

Claude Coworkが大企業で「そのまま」使えない理由とは? GenerativeX 上田CAIOが語る突破口

GenerativeX CAIO 上田雄登氏インタビュー

  • Facebook
  • X
  • note

SaaS再編の見立てとGenerativeXの活用設計支援

──Claude Coworkのような製品が市場に出始める中、「SaaSはコーディングエージェントに置き換わる」という議論も広がっています。この流れをどう見ていますか。

上田 SaaSの価値は「データ」と「インターフェース」の2つに分解できると思っています。少なくともデータを持っている企業は残るでしょう。SalesforceやMicrosoftが強いのはユーザー企業のデータを抑えているからで、株価への影響は少し過剰反応だった気もします。

 一方で、インターフェースしか持っていないSaaSや、データとインターフェースの両方を価値源泉にしてきた企業のインターフェース側については、「別にコーディングエージェントでいいじゃないか」という代替が起き得る。日本のSaaS系ベンチャーでもラッパー的な立ち位置のところは厳しいのではないでしょうか。

 ただ、技術の進化スピードと組織変革のスピードのギャップは依然として大きい。アプリケーションの開発や修正に関わる人間の工数は極限まで0に近づいていますが、それを社内に導入しようとした際のIT部門の壁や組織的な抵抗は、1年前と全く変わっていません。

──最後に、GenerativeXとしてどういう役割を担っていきたいですか。

上田 「何でもできます」系のツールは、「どう使えばいいかわからない」という問題を必ず引き起こします。弊社はもともと特化型エージェントを設計してきた側でもあるので、「Claude Coworkで何ができるか」「どこは特化型が必要か」「その使い分けをどう設計するか」という支援ができます。ツールが汎用化するほど、活用設計の価値は上がっていく。そこに弊社の役割があると考えています。

 モデル選択についても「どうせ安くなっていくので、最先端のものを使わない理由はない」というのが正直な感覚です。コスト最適化の議論に時間を割くより、いかに使いこなすかに集中した方がいい。そのための伴走をしていきたいと思っています。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
AIdiver Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

京部康男(AIdiver編集部)(キョウベヤスオ)

ライター兼エディター。翔泳社EnterpriseZineとAIdiverには業務委託として関わる。翔泳社在籍時には各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在はフリーランスとして、エンタープライズIT、行政情報IT関連、企業のWeb記事作成、企業出版支援などを行う。Mail ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
AIdiver(エーアイダイバー)
https://aidiver.jp/article/detail/508 2026/04/14 08:00

広告を読み込めませんでした

広告を読み込み中...

アクセスランキング

アクセスランキング

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング