構築中の「個人秘書AI」 カレンダーの鍵と格闘中
Q:南場さん自身が使っているAIツールについて。去年はNotebookLMやPerplexityを使っていたと聞いたが、今はどう変わったか。
南場氏:やりたい目的は1年前と全く一緒です。これから会う人について事前情報を調べることですね。NotebookLMもすごく進化していて、直接検索して入れることもできるようになりましたし、今でも楽しんでいます。
ただ、これから会う人について調べて、車の中でNotebookLMとチャットしていると、毎回聞くことが大体同じなんですよね。それだったら、私の個人秘書をもっとAIで作り込んでいこうと思って、今まさに構築しているところです。
カレンダーと連動して、会う人について事前情報をしっかり調べて、その人といつ会ったかを調べて、前回はこんな話をしたよねと思い出させてくれる。その人が最近こんな発信をしたよとか、横浜ベイスターズのファンだったっけ、ジャズにも関心が高かったかも、といった情報まで含めて、会議の前日と5分前にリマインドしてくれる。
さらにミーティング後は、議事録の文字起こしと要約およびToDoを抽出してくれ、都度リサーチを実行し、全部時系列で情報を格納してくれて、いつでも検索可能にする──というのが、現在構築している個人秘書AIの仕組みです。半分くらいはできているのですが、私のカレンダーだけ特別な鍵がかかっていたりして、まだ格闘しています(笑)。
フィジカルAIで「産業を一個ひっくり返す」スタートアップを求む
Q:フィジカルAIへの取り組みを具体的に教えてほしい。
南場氏:可能性は十分あると思っているのですが、具体的なプロジェクトをお伝えできる段階ではまだありません。ただ、私たち自身もやりながら、産業を一個ひっくり返すぐらいの規模の夢を持つスタートアップが出てきてほしいと思っています。ご縁あればDelight Venturesで出資して、DeNAをあげて全力でサポートしたいです。
アメリカのフィジカルAI企業は、大体1,000億円以上を調達しています。世界の競合たちと互角に戦えるような、1,000億円規模の資金調達を実現したいですね。そのような思いもあるので、クロージングセッションでは「Requests for Startups」のつもりで発信しました。フィジカルAIで大きな夢を持っている方は、ぜひDelight Ventures、もしくはDeNAへ来てください。
