GMOインターネットグループは、Google Cloudと「AI推進プロジェクト」を開始する。同グループのインターネットインフラ、セキュリティ、決済、ECなどの事業・技術基盤と、Google CloudのAI・クラウド・データ分析技術を組み合わせ、グループ全体のAI活用を加速する。AIによる業務変革で得たユースケースやノウハウを蓄積し、Google Cloudを活用した新たなAIサービスの展開につなげる。
プロジェクトでは4つの領域に取り組む。1つ目は「Agentic Workflow」への移行である。「Gemini Enterprise」と「Google Workspace」を国内パートナー約6,000人が活用できる環境を整え、AIエージェントが業務を担うことを前提に業務プロセスそのものを再設計する。グループ横断のAIハッカソンも計画している。実際の業務課題をテーマにしたAIエージェントのプロトタイプ開発などを通じ、AI人財の育成と実践的なユースケースの創出を目指す。
2つ目は「Data Agent共通基盤」の構築である。「BigQuery」と「Looker」を活用してグループ全体のデータや指標の定義を整理・統一し、AIエージェントが正しい数値に基づいて稼働できる共通データ基盤を整える。
3つ目は新サービス「Agentic Commerce」の開発である。EC・決済・インターネットインフラなどの事業基盤にGoogle CloudのAI技術を活用する。AIエージェントがユーザーの目的や意図を理解して必要なサービスを横断的につなぎ、ユーザーがサービスを探し、選択・利用するプロセスを支援する。
4つ目は「Agentic Defence」によるセキュリティ強化である。グループのセキュリティ各社のノウハウにGoogle CloudのAI・セキュリティ技術(Wiz、CodeMender、Mandiantなど)を組み合わせ、脅威の検知・分析・対応の高度化を図る。
将来的にはフィジカルAI分野での展開も視野に入れる。Googleの「Gemini Robotics」とGMO AI&ロボティクス商事が持つフィジカルAI事業の知見を掛け合わせる可能性を模索する。また、「GMO GPUクラウド」とGoogle Cloudの連携によるサービス拡充についても、継続的に検討する。
同グループは、2027年11月30日までにAIエージェントを使いこなすハイパーオートメーション化された企業グループになることを目標としている。その実現に向けて、今回のプロジェクトを開始する。
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