Kongは、みずほフィナンシャルグループに対し、同社が全社で推進するAIエージェント活用の拡大を支える接続管理基盤として「Kong AI Gateway」の提供を開始したと発表した。AIエージェント、LLM、業務システムをつなぐゲートウェイ層を通じて接続統制やアクセス管理を共通化し、LLMの利用量・コストを可視化する仕組みの整備を支援する。みずほフィナンシャルグループが「みずほWiz Base」を中心に進めるAI活用で、現場主導の開発スピードと金融機関に求められるガバナンスの両立を図り、数千規模のAIエージェント活用の構想を支える。

みずほフィナンシャルグループは、AIエージェントを量産する仕組み「エージェントファクトリー」と「内製開発ラボ」を通じてAI駆動開発を全社的に展開している。また、ノーコード開発基盤「Dify Enterprise」を活用し、現場のビジネス担当者がAIエージェントを開発する市民開発の拡大も見据えている。AIエージェントが増えるほど、アクセス管理や接続ポリシーを共通基盤で一元的に適用することや、アプリケーションやユーザーごとのトークン利用量・コストを把握する必要性が高まるという。
Kongは2026年6月に締結されたKong製品の利用契約に基づき、Kong KonnectとKong AI Gatewayを接続管理の共通レイヤーとして活用する。支援領域は主に3つで、1つ目はAIエージェントと業務システムの間に共通ゲートウェイ層を配置し、ポリシーやアクセス権限を一元的に適用する接続統制の一元化だ。2つ目は、Dify Enterprise上で開発されるAIエージェントとLLMの接続をKong AI Gatewayで管理し、トークン利用量を把握するLLM利用量・コストの可視化である。3つ目は、オンプレミスやクラウドに柔軟にデータプレーンを配置し、「みずほWiz Base」や他のIT基盤をまたぐ接続に対応することだ。
今後は、Kong MCP GatewayやMCP Registryを活用した支援の可能性も検討している。Kongは、プロンプトの内容に応じて処理コストの異なるモデルを自動で使い分けるセマンティックルーティングの活用、AIエージェントの「スキル」の一元的な登録・承認、MCP(Model Context Protocol)やA2A(Agent2Agent)を見据えた連携の仕組みの拡充などについても、支援できる可能性があるとしている。
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