アップル引越センターは2026年8月26日、社長室直下にCAIO(Chief AI Officer/最高AI責任者)を新設し、本格的なAIトランスフォーメーション(AX)を開始したと発表した。CAIOには5月より谷和俊氏が就任し、着任から3ヵ月で営業・経理・バックオフィスの定型業務について、月あたり約2人月分(約320時間)の自動化を達成した。
アップルは過去にもWEB見積もり&引越し予約システムや統合基幹業務システム(ERP)の導入など、「引越し×IT」を推進してきた。今回のCAIO設置によって、AI活用を前提とする経営へと移行している。谷氏は社内業務の自動化ツールを内製し、追加採用に頼らない省力化を実現。不定期かつ積み重なる「案件登録」などの“見えない事務作業”の省力化が特徴だ。現場ニーズを起点として、効率化の優先順位をつけてツールを実装し、削減した工数は顧客体験や新規事業の開発へ再投資していくという。
引越業界は人手不足や定型作業が多いのが課題となっている。同社はAI導入によって「人を削る」のではなく「AIで作業を無くす」ことを目標とし、従業員が本来注力すべき顧客サービスや新しい引越し体験づくりへのシフトを目指している。
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