ジールスは2026年8月28日に、医療法人桂名会・重工大須病院(名古屋市)で準国産ヒューマノイド「D1」の現場実証実験を8月26日から28日にかけて行ったと発表した。協力はCUCと同病院が担当した。

この3日間、D1は案内、軽量物運搬、配茶機でのお茶準備、下膳補助、体操進行の5業務を検証。安全対策として、ロボットエンジニアが常駐し、遠隔操作や緊急停止の体制を整えた。通行者や車椅子の動線を確認しつつ運用エリアと時間帯を設定した。
D1は、来院者との対話により案内先を確認し、障害物を認識しながら目的地まで誘導。軽量物運搬では、音声指示に従い書類を目的地まで移動させた。配茶機では双腕を活用し、とろみや濃度別のお茶を準備し、現場データも収集した。下膳補助では、トレーの把持と運搬、残食量の確認機能を検証。体操進行では患者とともに身体を動かしレクリエーション支援の可能性を確認した。
検証期間中、2台のD1は合計35時間稼働し、人との接触や転倒は一切発生しなかった。複数業務への適応と安全運用の有用性を確認できた。今後は現場データをもとに自律性や精度向上を目指す。
D1は全高約129.3cm、ベース幅約48cmの設計で、多言語対応や双腕によるマニピュレーション機能も備える。販売受付は2026年8月より開始。ジールスはD1の機能改善と運用設計を今後も進めていくとしている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
「AIdiver」(エーアイダイバー)は、株式会社翔泳社が運営する、企業およびビジネスパーソンのAIの利活用にフォーカスしたメディアです。経営、ビジネス、日々の業務をAIで変革したい「AIリーダー」の皆さまに役立つコンテンツを発信します。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
