コクヨが、デジタル人材育成・実践プログラム「KOKUYO DIGITAL ACADEMY(以下、KDA)」の新プログラムを発表した。これにともない、2026年5月27日にはキックオフイベントが開催された。

KDAは「AI(Artificial Intelligence)」「IT(Information Technology)」「DD(Data Driven)」の3つのカテゴリーから構成されており、社員が身に付けたいスキルに応じて参加する講座を選択する学びの場だ。講義での座学、実践プログラムを通じて、各分野のリテラシー力や専門能力の獲得を目指す。発表された今後の方針は次のとおり。
今後の展開
- パートナー企業へのプログラム拡大:2025年より、AI講座・IT講座のStandardレベルをパートナー企業にも提供してきたが、2026年7月からはDD講座のStandardレベルも開始。これにより、パートナー企業は全Standardレベル講座(講義)に参加できるようになった
- Advancedレベル講座の新設:より高度な専門性を身につける「AI講座 Advanced編(文系AI開発塾)」「DD講座 Advanced編(データサイエンス)」を新設
新プログラムの概要:体系的な3カテゴリ×2レベル構成
各カテゴリーには、基礎から応用まで段階的に学べる「Standard(スタンダード)」と「Advanced(アドバンスド)」の2つのレベルを設定。さらにStandardレベルには、知識習得を目的とした「講義」と実務での活用を重視した「実践」プログラムを用意し、学習者のニーズと習熟度に応じた最適な学びを提供する。
新講座
AI講座 Advanced編(文系AI開発塾)
日常業務の多くをAIで自動化・効率化することで、AIネイティブに仕事の進め方そのものを変革し、バックオフィス業務改善・AI業務変革を担える人材の育成を目指す。
DD講座 Advanced編(データサイエンス)
解析手法の数学的背景を理解し、その「仕組み」と「特性」の概要を把握しながら、課題に対して適切な手法を判断する力を身につける。複雑なデータ構造を論理的に解釈し、ビジネスの文脈で正しく構造化できる一歩進んだ知性を養い、データドリブンな意思決定を支援できる人材の育成を目指す。
コクヨ株式会社 執行役員 ビジネスサプライ事業本部長でありKDAの学長を務める宮澤典友氏は、キックオフで「ブレーキを踏めば動きが止まるように、機械は(その構造が)わかりやすい。しかし、AIはこれまでの機械とは異なる」と語った。身体の細胞のように、AIもユーザーが意識しないところで自律的にさまざまなタスクをこなしていく。それが本来の姿であり、そのような形へ組織も変わっていくという考えだ。一方で、同氏はガバナンスの重要性にも言及する。AIで何をするのか、人間とAIがどのような組み合わせで動けばいいのかなど、現在進行形で設計しているところだという。
「一見すると制約が増えるように感じる人がいるかもしれませんが、ガバナンスを整える側としては、安全かつ積極的にAI使ってほしい。そのためのガバナンスだと思っています」(宮澤氏)
また、キックオフには実際にKDAを受講した卒業生も参加。「AIにほぼ触れたことがなかったものの、コーディングにも挑戦しハマっていった」とリアルな感想を共有した。自身が構築したツールや仕組みが社内で評価され、活用されるようになっていったという。
KDAは2023年にスタートし、今年で4年目を迎える。のべ修了者数は1,800名以上に。今後は、より発展的なAIおよびデジタル技術の活用スキルが身に着けられる講座を追加し、基礎から応用まで広く学びの場を提供していく方針だ。
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AIdiver編集部(エーアイダイバーヘンシュウブ)
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