2026年8月17日、タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、インド・ムンバイで医薬品開発分野向けエージェンティックAIプラットフォーム「TCS ADD AgentHub」を発表した。本プラットフォームは、厳しい規制および監査要件が求められる製薬業界において、AIエージェントを大規模かつ信頼性の高い形で活用できる仕組みを提供する。
TCS ADD AgentHubは、臨床試験やファーマコビジランス(医薬品安全性情報管理)といった業務におけるデータ増加やシステムの分断、規制対応の複雑性といった課題に対し、AIエージェントによる体系的な解決策を示す。プラットフォームは、役割分担や管理体制、監査証跡機能を備え、企業ごとにニーズに応じたAI基盤を構築・展開することが可能である。
既存システムとの統合を最小限の工数で速やかに実現できる点も特徴であり、A Iの導入加速と規制要件の充足を両立する。具体的な活用例として、臨床データ管理業務では最大40%効率向上、臨床試験構築工数の30%削減、安全性症例処理業務全体で最大30%のコスト削減が報告されている。さらに、安全性管理AIエージェントは品質管理業務の工数を最大50%削減できることが実証されている。
本プラットフォームは、「Human+AI」モデルを基盤としており、人によるガバナンスと意思決定を担保しつつ、AIエージェントがエンタープライズワークフローに組み込まれる。臨床データレビューや安全性報告、試験設計支援など幅広いワークフローをAIが支えることで、組織の生産性向上と付加価値業務への集中を支援する方針だ。
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