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「AX Day(エーエックス・デイ)」は、翔泳社の「AIdiver(エーアイダイバー)」が開催するオンラインイベントです。表面的なAI活用の事例ではなく、事業成長にまで結びつく“AIトランスフォーメーション”の在り方を徹底深掘りします。

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CxOトーク

「2026年はフィジカルAI」 日立が明かす、ロボットに暗黙知が継承される時代の成長戦略

【対談】日立製作所 吉田順氏×博報堂DYホールディングス 森正弥氏 -前編-

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各国で異なるAIとの向き合い方 日立グループの戦略とは

森:「世界トップのフィジカルAIの使い手」を目指すとされています。各国がフィジカルAIにフォーカスし始めていますが、日立グループではどうですか。

 ヨーロッパはこれまでさまざまな規制を作ってきましたし、そもそもクラフトマンシップのようなものがある。そうした背景から、慎重なアプローチをとってきました。一方で中国は、ヒューマノイドが大きな注目を浴びています。そのうえ開発者もテスターも多いため、モノを大量に作れる点が強み。物量でヒューマノイドという新しい領域を切り拓こうとする勢いを感じるんです。

 これらの例と比べると、日本の場合は人手不足という社会課題が前提としてあり、だからこそフィジカルAIが求められている。やりようがあるし、やればやるほど社会が良くなる道筋が見えています。

吉田:そうですね。当社は世界のさまざまな地域に拠点がありますが、どこを見ても、まず「HMAX」のコンセプトにもとづいて取り組みが進んでいます。その中で、当社が実際にシステムを担っている鉄道事業は、ヨーロッパのほかグローバルにビジネスが広がっています。当社のデジタルシステム&サービス、グループ会社のGlobalLogic、そしてNVIDIAをはじめとするパートナーとも連携しながら、新しい保守の形を模索しています。

 日本人メンバーもヨーロッパ現地に赴いています。彼らの専門知識を取り入れたり、反対に海外拠点のノウハウを日本拠点に輸入したりと、グローバルで動いているのが現状です。こうしたお互いの行き来があるとおもしろいのではないかと。

 ただ、中国拠点だけは切り分けています。やはりAIを含めてさまざまな規制もあります。地域戦略として中国のヒューマノイド企業であるUBテックと組み、工場の中でロボットを動かす検証を行っています。

森:そう考えると、ポートフォリオマネジメントも求められていくわけですね。

吉田:そうですね。当社はAIモデルそのものを開発しているわけではありませんが、「AIの使い手」と「AIの支え手」になろうと考えています。使い手という意味では、鉄道や電力、製造業の世界で徹底的にAIを活用して当社内も変革しますし、クライアントにソリューションとしても提供していきます。

 そうすると、電力が大量に消費されますよね。そこで、たとえば当社の変圧器やデータセンターを提供することが可能です。これが支え手としての役割です。ソリューションとして提供するときは、アセットを用途に応じて組み合わせられます。

森:熟練者のノウハウ活用からグローバルの経営体制まで、これまで地道に取り組んできた基盤があるからこそですね。

NEXT TOPICS……

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この記事の著者

藤井有生(AIdiver編集部)(フジイ ユウキ)

 1997年、香川県高松市生まれ。上智大学文学部新聞学科を卒業。人材会社でインハウスのPMをしながら映画記事の執筆なども経験し、2022年10月に翔泳社に入社。ウェブマガジン「ECzine」編集部を経て、「AIdiver」編集部へ。日系企業におけるAI活用の最前線、AI×ビジネスのトレンドを追う。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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AIdiver(エーアイダイバー)
https://aidiver.jp/article/detail/529 2026/07/06 08:00

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